美味しいお酒のために。
土をつくり、田植えし、汗を流す
「良い酒」は「良い米」から。本当に良い酒をつくるためには、生産者として「米づくりから責任を持たねばならない」。私たちはそう考えます。
「能座ほまれ」には五百万石、「但馬ほまれ」には山田錦と、酒造好適米の二大品種を使用しています。五百万石はキリッと上品な口当たりから男性に好まれる酒造好適米で酒にするとさらに味が引き立ちます。山田錦は味と香りのバランスが非常に高い「酒米の王者」です。この米づくりを私たちは一から手がけ、育苗法の工夫や水や肥料の管理など試行錯誤を重ね、真面目に、そして愛情を込めて育てています。
米づくりに最適な気候と恵の水
米が育つには環境も大切です。農産物のうまみを大きく左右するのは昼夜の寒暖差、米も例外ではありません。そんな土地を探し求め私たちは、農業特区の認定を受けた養父市能座にたどり着きました。
稲作で大切な7月~9月中旬の昼夜の寒暖差が大きく、太陽の光を十分に受けた稲が、涼しい夜においしさと栄養をじっくり米粒に蓄えるのです。また四方を囲む山々からの恵み、ミネラルを含んだ豊潤で清らかな水は、米づくりには欠かせません。この地で土の改良から始めた私たちを能座の人たちは歓迎し、協力もしてくれました。「この地に恩返しをしたい」。そんな想いから、収穫した酒米でつくる日本酒の名を「能座ほまれ」「但馬ほまれ」と名付けました。
養父で育てた米を、但馬の酒蔵でじっくり手作り。
私たちが丹精込めて育てた酒米を、美味しい酒に仕上げてくれるのは、但馬の此の友酒造株式会社です。元禄3年の創業以来、手づくり一筋で郷土に根ざした日本酒づくりに徹する但馬の老舗酒蔵です。
その優れた技は全国新酒鑑評会で、平成26年から28年度と3年連続金賞を受賞するほど。
此の友酒造株式会社では洗米から仕込みまで、但馬と丹波の境にそびえる粟鹿山(あわがやま)から流れ出る地下水を使用。厳選された米を。清冽な水と昔ながらの製法にこだわり、低温で長時間じっくりと発酵させる。杜氏や蔵人はひと雫の誕生に想いを馳せ、真摯に酒と向き合います。その深みある温かな味は、人の心も優しく解きほぐします。
「但馬ほまれ」「能座ほまれ」は下記よりお買い求めます
http://www.homare-sake.com/